小さな小さな愛の歌

永遠にさざめく光のあなたへ

愛の余白

この色は

何色と言うのだろう


そんな色でいい

 


嬉しいような
悲しいような


そんな感情でいい

 


曖昧でいい

 

例え

矛盾していたとしても

 

それでいい

 

 

一言で表せられない感情なら

 

二言でも三言でも

付け足して

 

それですら

表せられなくても

 

それでいい

 

 

一言で表せられる自分なら

こんなに悩まないだろう

 

 

こんな奇跡の世界で

一言で表せられることの方が

少ないだろう

 

 

全ての間に空けた余白が

愛ならば

 

どこまでも空けたその余白に

有り余る愛を贈りたい

 

 

みんな

一言では表せられない

自分を抱えて生きている

 

だから

 

何かに収まらない全てを


笑い飛ばせる世界でありたい

 

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誰かの笑顔を奪う

正しさなら

 

たとえ正しくとも

必要ないだろう

 

 

 

たとえ矛盾を抱えていても

 

みんなが笑う

そんな世界が

 

正解だろう

 

 

必要なのは

 

余白で

 

一人一人の愛の余白が

全てを結びつけていく

 

形のない愛で出来た余白が

全ての間を埋めてくれる

 

 

一言で表せられない

自分を抱えて

 

一言で表せられない

感情を抱えてでも

 

 

それでも

心の手を繋いで

 

余白を認め合って

生きていけるのなら

 

 

濁った水の中ですら

笑えるだろう

 

 

笑顔は

そんな場所ですら

 

花を咲かすだろう

 

 

そんな場所にすら

笑顔を咲かせてしまう愛を

 

 

私たちは

始まりから持っている

 

 

透明な愛の余白の中で

 

 

笑顔の花は

 

咲き乱れる

 

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一つを分け合うと

 

 

二つの笑顔が咲く魔法

 

 

どうして

 

 

愛は分け合うと

増えるのだろう

 

 

どうして

 


分けても分けても

増え続けるのだろう

 

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